桃源郷の歩き方 マカオ編第6話 ～瞬時の決断～
世界の桃源郷 マカオ
スタッフA「Show Time!」
スタッフB「Show Time!」
スタッフC「Show Time!」
スタッフD「Show Time!」
23：00過ぎになると、再度スタッフ連中が独特の訛りのある英語でショータイムの始まりを告げに来た。中には1人、綺麗系の女性スタッフも混じっている。
貴博「いざ、出陣しますか！」
信彦「だね！」
2人はマッサージですっかり気分が良くなり、充実感が半端ない状態でショータイムのために湯舟・サウナエリアに向かった。
すると、1.5時間程前と全く同様に、徐々に空間の明かりが落ちていった。そして、蒸気サウナと乾燥サウナの真上に設置された高さ数メートルのクラブのお立ち台のような高いところで、パトカーのサイレンのような光が煌めき始めた。
暗くなった会場のお立ち台に4人の美女がトップレスで登場し、激しいリズムの音楽にあわせて、気だるく踊っている。今回も同じ4人の美女のようだ。
1.5時間前は、湯舟につかりながら比較的遠距離からゆったりと下見していたが、今回は踊る美女の真下で、比較的近距離で、選ぶ気満々での参加である。
更に男性客は増え、非常に活気溢れる空間と化してきた。
信彦「一番右側の子、さっきも思ったんだけど、スタイル抜群なんだよね！」
貴博「そうだね。胸も小さめで本物っぽいしね」
信彦「大きいと偽乳が多いよね」
貴博「マカオでは 偽乳は要注意だよ」
かなり爆音の音楽が鳴っているため聞き取り辛くなっているが、興奮を抑えきれない信彦は貴博と大声で会話を続けた。
信彦「彼女は中国人だよね？」
貴博「今ステージにいる4人は全員中国人だと思うよ」
信彦「要マークの1人だね」
貴博「番号札が付いてないけど、彼女が下に降りてきてから近くで確認すれば良いと思うよ」
信彦「わかったよ、先生！」
👇生中出しなら….
そして1.5時間前と同様、4人の美女はボトムも「レス」になった。4人全員とも、下の毛はパイパンではなく、剛毛でもなく、軽くしょぼっと非常に色っぽく生えている。正直言って、絶景である。
そんな絶景のお立ち台が終了し、お風呂の空間のある1つの扉から、美女が続々と入場してきた。
信彦「ワオ！また始まったね。何度見ても素晴らしいね」
貴博「今回は指名するから、真剣勝負だよ」
信彦「わかってるよ。既に下半身も臨戦態勢だよ」
貴博「オッケー。気に入った子がいたら、マネージャーに番号を伝えれば良いから。僕が見当たらなかったら、先に選んでて！」
貴博も真剣勝負に入るため、信彦にフル・アテンドという訳にはいかないのだ。
1.5時間前と全く同様、白のビキニ姿の美女集団が縦に一列に並んで入ってきたかと思えば、次は黒いビキニ姿の美女の集団が同様に一列に並び入ってくる。次は水色の水着、オレンジ色の水着。これでもか、という位入ってくる。よく見ると、先程は居なかった美女が加わっていたり、若干メンバーは変わっている模様だ。
たまたま信彦と貴博の目の前に、見覚えのある875番と860番の2人が並んだ。2人は信彦と貴博のことを覚えているのか、満面の笑顔でこちらを見て「指名して！」光線を全身で発している。改めて見て、この2人は背が高くてスラっとしたモデル体型で、顔も中国の有名女優范冰冰のようで美しい。
信彦「あの2人、良いよね！」
貴博「あれにする？」
信彦「いや、ダメな理由なんてカケラも無いんだけど、こんなにすぐに決めてしまって良いものなのかな、と。初めて来た分際で」
貴博「じゃあ、もう少し見てみようか」
可愛い子はどんどん売れていくので、早く決める必要はあるのだが、早まってもいけない。ここは勝負師の勘が重要である。
美女達はある個所に1～2分とどまると、ローテーションで次の位置に移り、また1～2分程とどまり、また次の位置に移っていく。
875番と860番の2人を含む集団が目の前から別の場所に移り、別の美女集団が目の前にやってきた。
そして、丁度信彦の真ん前に来た388番を見た瞬間、脳天から足先まで強烈な電気が走った。信彦は貴博の存在も忘れ、その388番という番号だけを記憶し、無意識のうちに近くにいたスタッフを強引に捕まえ、388番を指名したい旨伝えた。
第7話に続く
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