桃源郷の歩き方 東莞常平編第4話

桃源郷の歩き方 東莞常平編第4話 ~桃源郷の中華~

世界の桃源郷 東莞常平

リンダに手を引かれながら、信彦と貴博が中国式カラオケ(KTV)の315号室に戻ってきた。KTV童貞の2人には蜃気楼のような夢見心地の花街 (Huājiē)だったが、先ほど選んだ四川美人(信彦の指名)と湖北美人(貴博の指名)の2人がきちんと315号室で佇んで待っていたことにより、これは現実世界で起きていることであると確認することができた。

信彦「ここに座ればいいんだよね」

貴博「まあ、適当で良いんじゃないかな」

と、交わすことにほぼ意味の無い照れ隠しの会話をしながら、それぞれが指名した女の子の隣におもむろに座った。壁沿いに備え付けられたソファーの角を挟んで、2組のカップルが「男の左手に美女」の状態で座っている状態である。

信彦「こんにちは(你好、Nǐ hǎo)」

小玲「こんにちは(涼しげな微笑)」

信彦「名前は何ていうの?(你叫什么名字?Nǐ jiào shénme míngzì)」

小玲「私は小玲よ(我是小玲、Wǒ shì xiǎo líng。シャオリンと読む)」

信彦「名前はどういう字を書くの?(名字怎么写呢、Míngzì zěnme xiě ne)」

漢字はおおよそ見当がついていたのだが、信彦は質問をしてわざとらしく左手を差し出す。リンダの時と同じ作戦である。すると小玲は、ひんやりとした左手で信彦の左手を下から支え、長くすらっとした右手の人さし指で「小玲」と書いてくれた。

それだけでなく、スリムで絶品でたまらない腰も摺り寄せてきてくれる。初対面の2人だが、3分も経過しないうちにすっかり打ち解け、超絶密着モードに入っていた。

小玲「あなたはどこの人?(你是哪里人?Nǐ shì nǎlǐ rén)」

信彦「あててみて!(你猜!Nǐ cāi)」

小玲「香港人?(香港人?Xiānggǎng rén)」

信彦「違うね(不是 Bùshì)」

小玲「韓国人?(韩国人?Hánguó rén)」

信彦「違うね」

小玲「どこなの?(哪里?Nǎlǐ)」

信彦「サウジアラビア(沙特阿拉伯(Shātè ālābó)」

小玲は、たしなめるように優しく信彦の頬を左手の人さし指で突く。くだらない親父ギャグに対して、この「天使の突き」が返ってくるとは、やはりここは桃源郷である。

信彦「僕は日本人なんだ(我是日本人 Wǒ shì rìběn rén)」

小玲「なんで、そんなに中国語が上手なの?(你的中文怎么这么好?Nǐ de zhōngwén zěnme zhème hǎo)」

信彦「以前に中国人の彼女がいたんだよ(我以前有中国女朋友(Wǒ yǐqián yǒu zhòng guó nǚ péngyǒu)」

また、左手人さし指で「天使の突き」が入った。どういう場合に「天使の突き」が発動されるのか、その法則性が未だに明確ではないが、どんどん突いて欲しい。ちなみにその間、伸彦の左手と小玲の右手は固く繋がれたままである。

この時点で、先ほどまで大変お気に入りだったリンダのことはほぼ忘れ去ってしまっていた。

一方の貴博は、中国語が話せない。相手の女の子は、紙にボールペンで書いてくれて名前が那那(ナナ)ちゃんということは分かったようだが、コミュニケーションに苦戦している様子が伺える。2人は手を繋いではいるが、どことなくぎこちない。やはり「中国大陸で中国語を話せることの意味」はとてつもなく大きいのである。

すると、信彦と貴博にすっかり忘れ去られ影の薄くなっていたリンダ様が、

リンダ「食事はどうするの?」

と聞いてきた。ジョージの「黄金マニュアル」にも書いてあったが、花街で女の子を選んだあとは、食事に行くことになる。女の子も一緒に行くケースと、そうでないケースがあるようだ。

信彦が2人の女の子に聞いてみると、「一緒に行く」という。そこで、リンダお薦めの、ホテルから歩いて5分ほどのところにある湖南料理(Húnán liàolǐ)の店に、2組のカップルが腕を組みながら向かうことになった。

この時間帯は、この東莞常平(チャンピン)という街全体が、美女と腕を組み、人生を謳歌しているかのような得意げな表情で歩く勘違い男どもで溢れかえっている。両手に花状態で優越感に浸って歩く男も見かける。

日本で言えば、銀座の同伴出勤に近いものに相当するのかもしれないが、とにかくスケールが違う。10人、100人といったレベルでは無い。ジョージの「黄金マニュアル」の小ネタ情報では、この常平という街には大きめのKTVが20か所くらいあるらしい。仮に各KTVに300人ずつ女の子が出勤しているとすると6,000人、そしてそのうちのかなりの数がこの時間帯に花街を終えて食事に出かけると考えれば、どれ位街全体がカップルで溢れているか想像が出来るであろう。

冷静に考えれば、ちょっと異様な光景である。

階段を上って2階の湖南料理店内に入ると、不愛想な女性店員が、

店員「お前らは何人で来てるんだ?さっさと教えろ、ばかやろう」

とは言っていないが、そのような感じの口調で人数を確認してくる。この「オモテナシ精神ゼロ」の対応は中国ではよく出くわすシーンだが、「郷に入りては郷に従え」の心で温かく受け止めれば、なかなか楽しい光景の1つでもある。

那那「四个人!(4人!)」

那那が人数を告げると、数組の待ちがあったようだが、意外に早く5分ほどで窓際の大通りが見渡せる席に案内された。

信彦の隣には小玲が、貴博の隣には那那が座る。小玲は、ずっと伸彦の手をにぎったままである。中国式カラオケ(KTV)の315号室で隣に座ってから、一秒たりとも体のどこかの接触が途絶えたことは無い。何なら、トイレにも一緒について来てくれそうな勢いだ。

協議の結果、注文は美女2人にお任せしようということになり、小玲が「地鶏の唐辛子炒め」「豚の角煮」「空心菜の大蒜(ニンニク)炒め」「水餃子」を注文した。どうやら豚の角煮は既に売り切れだったようで、代わりに「トマトと卵の炒め物」が追加注文された。これは信彦の大好物の中華料理の1つであり、否が応にも小玲との相性の良さを感じてしまう。

谁说广东菜难吃?湖南妹子列举几道最经典的,保证你吃一次就爱上- 每日头条

(写真はイメージです)

ちなみに中国では、後にカラオケが控えている場合の食事においては、お酒を飲まない人も多いらしく、「この後たくさん飲むことになるから」という小玲のアドバイスもあり、ビールは飲まないことにした。

料理が届くと、小玲の手が初めて伸彦の手を離れ、信彦の料理を取り分け始めた。なかなか気が利く子でもある。日本語も英語もほぼ通じないアウェイの地で、このような心配りをされると、必要以上に心動かされるものである。信彦はすっかり小玲に心奪われてしまった。

料理はどれもかなり美味しい。辛い料理もあるが、味のレベルはかなり高い。

信彦「ナイスなチョイスだね。有難う。全部美味しいよ」

小玲「気に入ってもらって良かったわ」

信彦「しかし、この地鶏は辛いね」

小玲「こんなの、辛いうちに入らないわよ」

信彦「マジで?既に舌が痺れているよ」

ここで、今日3度目の「天使の突き」が入った。ボケたわけでも何でもないのに、「天使の突き」が入る基準がよくわからなくなってしまった。日中の文化の違いであろうか。伸彦は、「今日の定量的目標として、天使の突きの回数50回」かつ「明日のお昼にお別れするまでに、天使の突きが入るロジックを解明する」ことを心に誓った。

一方、貴博と那那は、315号室から引き続き若干微妙な雰囲気である。那那は、見れば見るほど美人である。メイクの影響かもしれないが、中国の人気モデルであるアンジェラベイビーとどことなく似ている。貴博が時間をかけて厳選しただけのことはある。しかし、2人の間には何かぎこちない空気が漂う。これは言語の問題なのか、那那の性格の問題なのか、2人の相性の問題なのかはわからないが、信彦はちょっと気になり始めた。

信彦「那那ちゃんって、どうよ?」

貴博「やっぱり言葉が通じないのはハンデだね」

信彦「でも、かなり可愛いのは事実だよね?」

貴博「うん、可愛い。もろ、タイプ」

信彦「実は口が臭いとかいう訳でもないんだよね?」

貴博「それは無いよ、大丈夫。ただ単に、コミュニケーションの問題だと思う」

このような状況のため、信彦は極力貴博に喋りかけるように心掛けた。2人ずつの世界にならないように、4人での会話を心掛ける。その分、信彦が通訳をすることになるため大変ではあるが、戦友である貴博がつまらなさそうにするのを見るのは申し訳ない気分になってしまう。

ちなみに、この時間帯のこのレストランも、カラオケの女の子連れの男性客が圧倒的に多い。見渡した感じ、30組強と推測される顧客のうち、67%以上は、カラオケの女の子+男性客のカップルもしくはグループである。これが東莞常平では極めて普通の光景なのである。

伸彦「ああ、お腹いっぱいだ。那那と小玲も食べた?」

小玲「うん、わたしもお腹いっぱい」

那那「わたしも」

信彦「貴博も大丈夫だよね?」

貴博「うん。しかし、この地鶏は美味いね。病みつきになるよ。毎日食べたくなるくらいだよ」

ジョージの「黄金マニュアル」によると、この後かなりのお酒を飲むことになるため、腹ごしらえは必須である。4人全員の空腹状態が解除されたことを確認した信彦は会計を済ませ、4人は湖南料理店をあとにした。

ちなみに会計は4人でお腹いっぱい食べて300元ほど、当時の12円前後の為替で換算して3,600円ほど。

信彦は「価格」には敏感である。よくある「何でも安ければよい」「何でも1円でも値引きして欲しい」という概念ではなく、「独自の基準で、払う金額以上の価値があれば、喜んで払う」という考え方である。信彦の基準では、このクオリティで3,600円はお値打ち価格である。ついでに言うと、好きな言葉は「人生は何事も経験」「適正価格を見極めよ」「据え膳食わぬは男の恥」の3つである。

2組のカップルは、また手を繋いで中国式カラオケ(KTV)の315号室に歩いて戻った。8時過ぎにカラオケ・タイムのゴングが鳴った。

第5話に続く

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