桃源郷の歩き方 東莞常平編第9話 ~反省のひと時~
世界の桃源郷 東莞常平
午前9:00に貴博から微信(We Chat)のメッセージが入った。
貴博チャット「おはよう。起きてる?」
信彦チャット「起きてるよ」
貴博チャット「食事行かない?お腹空いちゃったよ」
信彦チャット「良いよ。でも彼女が今シャワーをしていて、その後俺がシャワーするから、30分後位になるけど」
貴博チャット「大丈夫だよ。確か、2階の朝食ビュッフェが10時までだった気がする」
信彦チャット「了解。早めに行くようにするよ。で、彼女はもう帰ったの?」
貴博チャット「うん。詳しくは後で話すけど。じゃあ、9時半に2階の食堂で待ち合わせしよう」
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小玲がシャワーを終え、バスタオルを纏った姿で信彦にハグをし、そして着替え始めた。シャワー・キャップを被っている小玲の顔を見て、その小ささに感動する。
信彦「シャワーするよ」
小玲「うん」
小玲の後のシャワーは良い香りがする。といっても、ホテルに備え付けのボディソープの匂いなのだが、この辺りは信彦の卓越した妄想力の賜物であろう。
シャワーを終え、髪を乾かしてバスルームから出ると、すっかり着替え終わって黒いワンピース姿に戻った小玲が「すっぴん」でテレビを観ていた。一晩を一緒に過ごすと、翌朝「お前は誰だ?」事件が頻発するのだが、小玲の場合はもともと化粧が薄く、「すっぴん」でもあまり変わらない。ナチュラルな美しさと言える。
信彦は金庫から財布を取りだし、100元札を数え始めた。リンダからは「朝までなら1,100元。良かったら少し多めにね!」と聞いていたので、1,500元を小玲に渡した。このように「良かれと思って」多めに渡すことは、相場を崩してしまうためあまり推奨されない(マーケット・デストロイヤーと称される)が、相手が小玲なら致し方のないことであろう。不可抗力、Force Majeure である。
小玲「ありがとう、沢山くれるのね!」
信彦「いや、沢山も何も、それ以上に良い思いをさせてもらったから、素直に感謝の気持ちだよ。美味しい朝ごはんでも食べてよ」
信彦は「価格」に敏感である。よくある「何でも安ければよい」「1円でも値引きして欲しい」という概念ではなく、「独自の基準で、払う金額以上の価値があれば喜んで払う」という概念である。信彦の基準では、この小玲との夢のような一晩が1,500元=18,000円程度というのはこの上なくお値打ち価格である。本来支払うべき1,100元=13,200円は安すぎると考えられる。ついでに言うと、好きな言葉は「人生は何事も経験」「適正価格を見極めよ」「据え膳食わぬは男の恥」の3つである。
ちなみに中国では、偽札対策のためか100元が最高額紙幣となっている。15枚のお札の束は厚みが無いわけではなく、沢山渡した気分になるが、当時の為替レート@12円で換算して約18,000円でしかないのである。
小玲「今晩必ず連絡してね!」
信彦「もちろんさ。どんなに遅くなっても必ず連絡するから、勝手に寝ないでね!」
小玲「寝るわけ無いじゃない!家に帰ったら、もう一度夕方まで寝ておくから絶対に大丈夫よ。安心して!目覚まし時計は夕方の6:00にセットするわ!」
信彦「じゃあ、友達がレストランで待ってると思うから、そろそろ行くよ」
小玲「うん。一緒に降りていこう」
もう一度ハグし部屋を出て、昨晩日本人とも遭遇したエレベーターに小玲と腕を組みながら乗った。黒のワンピース姿は、朝の爽やかさを感じさせる出で立ちでは無いが、やはり小玲は文句なく美しい。部屋や廊下の薄暗い場所での誤魔化しの美しさではなく、陽光差し込む明るいエレベーターの中で見てもやはり文句なく美しい。
信彦は2階でエレベーターを降り、小玲に爽やかに「一旦サヨナラ」をした。24時間以内には再会出来るのだから、センチメンタルな感情は全くなく、心に余裕のある「一旦サヨナラ」である。
食堂に着くと、貴博が既にビュッフェ料理をお皿に取り始めていた。
貴博「席は、すぐそこの2人掛けの席だよ」
信彦「オッケー!」
なかなか豊富な品数が用意されているが、中国の朝食と言えばやはりお粥だ。お粥無しに中国の朝は始まらない。白粥にピーナツと卵をトッピングし、野菜を中心に幾つかの料理もお皿に取って席に戻った。
貴博「彼女はどうだった?」
信彦「どうも何も、天使だよ。最高だったよ」
貴博「性格良さそうだしね」
信彦「そうなんだよ。いくら美人でも性格が悪いと、一緒にいると苦痛になるからね。彼女は最高、まだ若干夢見心地だよ。まさに桃源郷の夜だったね。貴博はどうだった?」
貴博「まあまあかな。悪くはなかったけど、やっぱり意思の疎通が出来ないのはハンデだな、と思った。結局、朝までじゃなくて、1回やってリリースした」
信彦「へえ、そうなんだ。1人で巨大なベッドを独占して寝てたんだね」
貴博「なんか、”自分の枕じゃないと眠れないから帰りたい”と言ってたと思う。翻訳ソフトだから、よくわからないけど」
信彦「なかなか繊細なんだね」
貴博「まあ、帰るための言い訳なんじゃないかな、と思う」
信彦「歌ではかなり意気投合してて良い感じに見えたんだけどね」
貴博「彼女は決して悪くないよ。少なくともハズレではない。めっちゃ可愛いし。1回戦だけだったけど、なかなか濃厚でサービスも良かったし。スタイルも良くて、敏感体質で、しかも声が良い。でもせっかく東莞常平に来たんだから、朝まで一緒にいたかったな、とは思うね」
信彦「それで、800元払ったの?」
貴博「1,000元払った」
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信彦ほど酷くはないが、ここにも「マーケット・デストロイヤー」が存在した。
美味しいお粥をいただきながら、反省会は続く。夜世界の冒険は、「作戦会議」と「反省会」が最も楽しいひと時かもしれない。特に、酷い地雷に遭遇したケースでは、如何に大変な思いをしたのかを面白おかしく他のメンバーに伝えることが重要ミッションとなる。今回は笑える反省会ではないが、充実した楽しいひと時であることには変わりがない。
貴博「信彦さんの彼女は朝まで一緒にいたの?」
信彦「うん、さっき帰ったよ。一緒にエレベーターで降りてきた」
貴博「夜・朝の2回戦?」
信彦「いや、2回戦は2回戦なんだけど、朝・朝の2回戦。夜は酒の飲みすぎで不覚にも寝てしまって」
貴博「お酒、弱いもんね、信彦さん」
信彦「でも、熟睡した後、朝起きてからは超絶濃厚な時間だったよ。時間にして、2回戦も含めて全部で1時間足らずじゃないかな。もう、何というか、小玲の幻想世界に迷い込んだ子羊みたいな感じで、これまでの人生の中でも3本の指が入る濃厚な1時間だったよ」
貴博「ふうん、それは凄いね。いきなり桃源郷のデビュー戦で大吉を引いた感じだね。さすが、信彦さん」
信彦「大吉の領域は超えてたね。超吉&秒殺といった感じかな。貴博は小吉くらいかな?」
貴博「そんな感じだと思う。少なくとも凶では無いよ。小吉だね」
貴博もまずまず楽しめたということで、2人の桃源郷での幸先は悪くない。
信彦「ところで、今日はジョージも東莞常平に来るんだよね?」
貴博「多分ね。今のところキャンセルの連絡は来てないよ。後で一応確認しとくけど」
信彦「今日の夜はどこに行くんだったっけ?」
貴博「欧亜ホテルという5つ星ホテルに入っている中国式カラオケ(KTV)の欧亜倶楽部だったかな」
信彦「5つ星ホテルか。そんな中に入っている中国式カラオケ(KTV)とか、なんか凄い予感がするね。全てが無駄に豪華っぽい感じがして、激しく妄想が膨らむよ」
貴博「規模も大きいらしいよ。昨晩の中国式カラオケ(KTV)よりもかなり大きいみたい」
信彦「昨日も女の子は300人位いたよね?あれよりもデカいのか。とんでもないね。さすが、桃源郷だね」
小玲との再会というメインイベントを勝手に自分の中で既に決めておきながら、今晩の新たな冒険にも心躍る信彦なのであった。
貴博「ところでさ、昼間はどうしようか?なんか、東莞常平って夜しか活動していない街な気がするんだけど、どうやって昼間を過ごせば良いんだろうね?」
信彦「確かにね」
貴博「昨晩エレベーターで会った日本人が言ってたサウナも覗いてみたいね」
信彦「おおっ、元気だね!俺は既に2回戦終えたので、しばらく無理そうだけど、貴博が行くなら付き合うよ」
貴博「まあ、少なくとも覗いてはみたいよね!」
信彦「そうだね。まあ、それも良いけど、マッサージ行かない?」
貴博「あるのかな?」
信彦「大丈夫、絶対あるよ。長年培った嗅覚で見つけ出すから、任せて下さいな。マッサージしてリフレッシュして、サウナはその後に検討しよう」
貴博「わかった。そうしよう」
ということで、本日の昼間の過ごし方が決定した。
第10話に続く
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